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生物学的製剤の医療費を考える [リウマチ関連]

来月からヒュミラを始めるにあたって、生物学的製剤の医療費を調べてみました。

これまでは、相当高いという認識しかなかったのですが、実際には薬剤による差もそこそこあります。
大雑把には3割負担で月2万5千円から5万円というところでしょうか。
月とは4週で計算しているので、月によっては高くなることもあります。

この金額、私がかつて住んでいた台湾では、おそらく月に2000円以内です。
台湾でも健康保険が義務付けられていて、写真入りICカードの保険証が交付されます。

台湾では外来の場合は、1回につき100元(約800円)程度の定額負担だけです。月2回ヒュミラの注射に行っても1600円。

ちなみに、日本帰国後に台湾に旅行に行ったとき、腎臓結石になってしまい、医者に無保険でかかりましたが、検査と3日分の薬剤で、支払ったお金は1500円くらいでした。このとき、最初に受付で薬のコース(2日分か3日日分か)を選びます。すると料金が決まります。病名診断や投与薬剤とは関係ない料金コースです。
※どうしてその値段にできるのかは謎です。

それはさておき、日本ではとにかく生物学的製剤には高額な医療費がかかります。
リウマチは20~60歳の働き盛りの女性に多く発症しますが、生物学的製剤が高額すぎてMTXなどのDMARDsだけで治療する人はかなりいるようです。いろいろな統計がネットで見つかりますが、生物学的製剤を投与しない理由に、経済的理由がかなりの割合を占めているのはすぐにわかります。
生物学的製剤で寛解に至る率は、臨床的寛解で7割に達するという報告もあります。一方DMARDsだけで寛解に至る割合は3割程度といわれています。

生物学的製剤に対する自己負担率を1割程度まで下げれば、ほぼ全員が治療を受けられ、その結果、寛解に達する人が増えれば、リウマチ発症前の仕事に復帰(継続)でき、経済に貢献します。

逆に今のままでは、経済的理由で生物学的製剤を使わず、関節破壊が進むことで、将来の医療費が大幅に増えることになります。

台湾のような制度が良いかどうかは別にして、政府はなんでも一律3割負担といった硬直的な制度ではなく、日本経済と社会福祉に貢献できる制度をきちんと考えてもらいたいものです。

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★ここに書いていることは私がネットや本で収集したり、リウマチ専門医に聞いたりして得た情報をもとにしていますが、私は医師でも医療従事者でもありません。したがって、情報が必ずしも正確でないかも知れないこと、ご了承ください。
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