灣生回家(湾生帰郷物語) [台湾ネタ]
灣生回家(湾生帰郷物語)は、田中実加氏のドキュメンタリー作品で、昨年に台湾で本(中国語)が発売になりベストセラーになりました。そのドキュメンタリー映画があちこちで試写され、来月からは台湾全土で公開されます。
灣生回家facebook
「灣生」とは日本統治時代に台湾で生まれた日本人のこと、「回家」とは家に帰るという意味です。
台湾に住んでいると、日本統治時代の面影があちこちに残っていることに気が付きます。その多くは、統治のために日本から駐在してきた人たち、例えば政治家、行政官、警察官、教師、技師などの住居や仕事場などです。
しかし、それだけではなく、日本から多くの移民も台湾に渡りました。彼らの多くは台湾東部の花蓮や台東にやってきて、開墾などに従事しました。日本統治時代とはいえ、彼らには何の特権もなく、そればかりか貧困にあえぐ毎日でした。
「灣生」とは彼らが台湾で生んだ子供たちです。
太平洋戦争で日本が破れ、灣生も日本に帰らざるを得なかったのですが、帰ったら帰ったで過酷な人生が待っていました。
灣生回家の主な舞台の一つになっている花蓮の吉安郷は日本時代は吉野村と呼ばれていたところです。あたりは長閑な田園地帯ですが、それを切り拓いたのは、移住してきた日本人でした。
日本に関係する最近の台湾映画といえば「KANO」「セデック・パレ」「海角七號」などの娯楽作品があり、いずれも台湾と日本の深い関係を知ることができますが、灣生回家は違った視点から台湾と日本の関係を見直すことができるドキュメンタリー作品です。
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「灣生」とは日本統治時代に台湾で生まれた日本人のこと、「回家」とは家に帰るという意味です。
台湾に住んでいると、日本統治時代の面影があちこちに残っていることに気が付きます。その多くは、統治のために日本から駐在してきた人たち、例えば政治家、行政官、警察官、教師、技師などの住居や仕事場などです。
しかし、それだけではなく、日本から多くの移民も台湾に渡りました。彼らの多くは台湾東部の花蓮や台東にやってきて、開墾などに従事しました。日本統治時代とはいえ、彼らには何の特権もなく、そればかりか貧困にあえぐ毎日でした。
「灣生」とは彼らが台湾で生んだ子供たちです。
太平洋戦争で日本が破れ、灣生も日本に帰らざるを得なかったのですが、帰ったら帰ったで過酷な人生が待っていました。
灣生回家の主な舞台の一つになっている花蓮の吉安郷は日本時代は吉野村と呼ばれていたところです。あたりは長閑な田園地帯ですが、それを切り拓いたのは、移住してきた日本人でした。
日本に関係する最近の台湾映画といえば「KANO」「セデック・パレ」「海角七號」などの娯楽作品があり、いずれも台湾と日本の深い関係を知ることができますが、灣生回家は違った視点から台湾と日本の関係を見直すことができるドキュメンタリー作品です。
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