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生物学的製剤の使用率は25% [リウマチ関連]

現在、日本での生物学的製剤の使用率は20%ちょっということらしいです。
統計が少し古いので、今では25%くらいかも知れません。

ツレが通っているリウマチクリニックでは、生物学的製剤の使用率は50%ほどということで、全国平均よりはかなり高いです。

実は、この町は日本で最初に総合病院内にリウマチセンターができて、数多くのリウマチ専門医を輩出しています。ツレの主治医はセンター開設のときのメンバーで、その後独立したのですが、そういうリウマチ専門医が大勢いて、リウマチ科の個人病院の密度はとても高いです。

ところでMTXだけでリウマチが寛解できる率は20%くらいと言われています。残りの80%は良くて低活動性、悪ければあまり効かないということで、生物学的製剤の適応になるのですが、生物学的製剤の使用率が25%ということは、残りの55%、約半数の人は生物学的製剤の適応なのに、生物学的製剤を使っていないということになります。

MTXだけで寛解には達しなかったが、低活動まではいったので、まあいいか、という人も多いと思いますが、経済的な問題で生物学的製剤が使えないという人も多いのではないでしょうか。

MTXだけではリウマチの進行を食い止めることができなかったが、経済的な理由で生物学的製剤が使えず、関節破壊が進行し、やがて寝たきりになるという人がいるというのは、先進国としてどうなんだと思います。

経済的な理由で生物学的製剤が使えない人は多い、という情報はあるのですが、具体的に何%なのかという統計は見つけられませんでした。

早期から生物学的製剤を使えば、やがて仕事に復帰でき、自分で薬剤費を稼ぐこともできるかも知れないのに、経済的理由で生物学的製剤が使えないために、そのチャンスを逃し、徐々に関節が破壊されてしまい、日常生活がままならなくなって、やっと障害者手帳をもらえる・・・そんな日本の制度は、どう考えてもおかしいです。

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